WIZARDのジェルベースは、いささかクセがあります。
まず成分として、イースト菌をベースとしており、ジェルベースに良く使用されるカルボマーやキサンタンガムを使用していません。
結果、正直なところ、できあがり形状に不安定さは残ります。
つまり、ある時は水分が多く感じられとてもさらさらしており、またあるときは緩い粘土の様になり、またあるときは固いゼリーのように固まっていたり。
「以前の物と違う」とおっしゃったお客様もいらしゃいましたが、事情を説明した上でお使いいただくと、その後はファンになって下さいました。
こんなにクセのあるジェルベースですが、使い方のこつがわかってしまうと、皆さん大ファンになってくださるのです。
1.エレクトリック ブレンダーがあると、ブレンドは格段に変わる。
確かにスプーン等では、オイルが混ざりにくく、混ざっても後に分離しやすくなります。
これは、このジェルベースに限ったことではなく、ブレンダーを使うと、クリームその他も格段に混ざり具合が良くなり、分離は、ほぼしなくなります。
が、特にこのジェルの場合、スプーン等では混ざりにくいと思われるため、ブレンダーをおすすめします。
販売のブレンダーはコスメ用なわけもなく調理用ですが、小型なため、少量のスキンケアなどを作るときに最適です。
2.軽い乳化作用がある。
これは、このジェルベースの大きな特徴です。
ので、化粧水やジェルにオイル類を使用したい場合は、まず、オイルとこのジェルベースとをしっかりブレンドしてから、水分と混ぜ合わせると、スムーズにブレンドできます。
このジェルベースにレシチン乳化剤をプラスすることで、より乳化作用を強めますので、ベジタブルオイルをブレンドしたい場合は、
ジェルベース+レシチン乳化剤を先にブレンドした後、ベジタブルオイルをブレンドするという手順となります。
3.冷蔵庫に保存しない。
特に夏場は、冷やすと気持ちいいとは思うのですが、このジェルは、冷蔵庫保存してしまうと固いゼリーのようになり、戻らなくなります。
通年、冷暗所での保存をお願いします。
先に書いたとおり、ロットや気温によりできあがり形状が大きく異なりますが、ブレンダーでしっかり混ぜると、どれも同じとなり、問題ありません。
個人的には、化粧水にとろみをつけるために10-20%ジェルを入れます。
ミストスプレーでなく、セーラムポンプを使用し、たっぷりと手にとってつけると、とても良いです。
化粧水のレシピは、またそのうち。
素材等すべて
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