2005年2月21日月曜日

エネルギー浄化

エネルギーに被爆しやすい私。
なんだか異様に疲れるので、 ちょっと強めの浄化スプレーを作ってみました。

いつもだと、ジャスミンウォーターで、かなりすっきりするのですが、今回はちょっとおっつかない感じ。
なので、ジャスミンにワイルドのジュニパーベリーを1:1でブレンド
たったこれだけ?
はい、たったこれだけです。これを惜しげなく、自分にも、部屋にも、何度でも、しっかりスプレーします。
私的には、つかれやすい頭の後ろ、肩の集中的に使います。

フローラルウォーターって、エッセンシャルオイルとはまた大きく違ったバイブレーションを持っています。
エナジェティックな面では、単体でもかなりパワーを発揮してくれるのがフローラルウォーターだと感じています。
ですので、用途によっては、やたらとブレンドしすぎるのも考え物なのですね。

シンプルですが、私の強い味方です。

[関連]
ジャスミン ウォーター
ジュニパーウォーター ワイルド




2005年2月7日月曜日

エッセンシャルオイルの光毒性

光毒性について。

ある講師の方から光毒性についてお問合せを受けました。

授業で光毒性の話をしたところ、
A社のセミナーの資料に「オレンジ、マンダリン、タンジェリンは光毒性なし」
と記載してあると生徒さんが見せてくれました。
確かに、欧米の文献ではマンダリン、タンジェリンOKと書いてあるものも見たことがあります。
B協会はオレンジのみOKと言っています。
そんな話をしたら、C社のスクールに通っている方が「私はオレンジ以外はだめ、と教えてもらいました」と。

たしかに、色々な記述・情報があります。
どうしてそうなっているのか、ちょっと調べてみました。

どうやらキーは、
*IFRAにより推奨されるベルガプテンの安全許容濃度は0.0015%。(精油の科学)
かと思われます。
IFRAというのは、アロマセラピーの団体ではなく、スイス・ジュネーブに本部を置く香料製造業団体です。ここが出したこの数値の解釈により、多少記述がまちまちになっているのではないかと。


オレンジ スィートも、マンダリンもタンジェリンも、
フロクマリン類は含んでいます。
(いろいろ調べましたが、正確な濃度は見つけられませんでした。)
光毒性が強いとされているエッセンシャルオイルは、
エッセンシャルオイル自体のベルガプテンの含有量が多い為、使用しないようにとされているものですが、含有量により**%までに抑えるように・・・といっているわけで、いずれもその目標値は0.0015%に抑えることであると。

ということから考えると、
オレンジスィート、マンダリン、タンジェリン
についても、「全く安全」と言い切ってよいものか?
むしろ、朝のスキンケアに使いたいなら、できるだけ薄い濃度で、
1滴程度にね(・・といっても、濃度が問題ですが)
と言うことになるでしょうか。


ちょっと検索してみますと、FCFベルガモットのベルガプテンの濃度を明記し(本当か?)、その安全性をうたっているメーカーもありまた。

オーストラリアのアロマの第一人者の一人は、
FCFといえども、完全除去は実質無理。
また、ベルガプテンを除去することで、他の成分構成が変ることになり、そのあたりが不明であることから、FCFの使用を引き止めています。


ところで、石けん、シャンプーなど、洗い流すものであれば、ベルガモットなどを含んでも良いという記述もあります。
しかし、そう書かれている「精油の安全性ガイド」によりますと、光毒性は、最初の1時間が増加の一途、その後2時間ピークを持続、さらにその後8時間かけて減退すると記述されています。
使用方法にもよりますが、一旦肌に吸収されてしまえば、水で洗い流しても肌への残留はあると考えるのがベターかと。
オイルマッサージに比べ、石けん・シャンプーなどの方が軽いようにも感じますが、頭皮の吸収度は、たしか全身で最も高かったように記憶しています。

ですので、ただ単に「使用可能」とするのではなく、「一定の濃度を守る限り使用可能である」というのが、厳密には正しいかと。

オーストラリアのアロマ化粧品メーカー(日本にも出ています)の石けんにも、洗顔にもベルガモット、ライム、マンダリンを使っているメーカーがあります。
えーーーー!と思いつつも、試しにシドニーにてトラベルセットを使用。
1週間もするとどうも日焼け状態で、顔が黒くなってきました。
即使用中止。
通常のものに切り替え、ビタミンCクリームでせっせと白!?に戻した経験がありました。
4-5年も前の話ですから、今は成分も濃度も変っているかもしれませんが。

オゾンホールが開いていて世界で最も紫外線が多いと思われ、皮膚がんへの意識も高いオーストラリアのアロマティックコスメのメーカーは、意外にこれらの精油をバンバン使います。多分、使用濃度に対するリサーチはかなり進んでいると考えられますが・・・
各精油が含む成分が、確実な0.0何%まで把握しきれない個人で楽しむアロマティック コスメに関して、私自身は、石けん・シャンプーへの使用も、あまり信用していませんし、お勧めできません。


もう1点。この方から送っていただいた文書に、
「ベルガモット、グレープフルーツ、ビターオレンジ、ライム、レモン以外の柑橘系の精油が含んでいるフロクマリン類は光毒性のないフロクマリン類です。」
と書かれているものがありました。
いろいろ調べてみましたが、なんという成分がそれにあたり、どの精油が何%含んでいるのか、見つけられませんでした。
もしご存知の方がありましたら、是非教えていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。


[参考]各文献から。
■「精油の安全性ガイド
 最大使用可能濃度
  アンジェリカ ルート0.78%
  ベルガモット 0.4%
  グレープフルーツ 4%
  レモン(圧搾) 2%
  ライム(圧搾) 0.7%
  オレンジ ビター 1.4%
  タジェット 0.05%

 マンダリン、オレンジ スィート
、タンジェリン、レモン(水蒸気蒸留抽出)、ライム(水蒸気蒸留抽出)には光毒性はなし。
 ベルガモット 0.5%希釈液では光毒反応を起こさず。
        1%濃度っで8時間後なら安全。
        2.5%濃度で10時間後なら安全。
        15-20%では12時間以上でも光毒性反応を引き起こす力がある。

■「ヘルスプロフェッショナルのためのアロマセラピー」
 ほぼ上記に同じ。

■「クリニカル アロマテラピー
 光毒性があるので使用を避けるもの
 アンジェリカルート
 ベルガモット
 少量の光毒性があるもの。
 レモン、ライム、オレンジ ビター
■Nature Care Collage text(私が通ったシドニーの学校のテキスト)
 強い高毒性があるもの
  アンジェリカルート、ベルガモット、ライム、オレンジ ビター
 マイルドな光毒性があるもの
  グレープフルーツ、レモン、マンダリン、オレンジスィート、タンジェリン。
  (レモン、ライムは、圧搾法・水蒸気蒸留法いずれもマイルド)


最後に、この調査のきっかけを作ってくださったY先生に感謝いたします。




2005年2月1日火曜日

自然とアロマセラピーの共存

昨日の朝日新聞(web)から。

香りと音楽、トイレでリラックス TOTOが新製品

なんでも"自動"というのが日本的だなぁと思う一方、そういう環境に慣れてしまうと、他に行けなくなるのでは?と妙な心配もするもしたりします。
トイレ、玄関、靴箱、お部屋etc.色んな消臭剤や香り製品が氾濫し、気がつくと化学合成の"いい香り"に慣らされてしまているかも?

個人的には、普通の部屋に香りをつけるのはあまり好きではありません。
ですので、普段は、ほとんど香りを使いません。

こんな仕事をいるのに?
と思われるかもしれませんが、日常的にいつもいつも何かの香りにさらされていると、人間の鼻はだんだん感度が落ちていってしまいます。
そして、本来"危険探知機"でもあるこの鼻が、いざという時、危険な香りを感じなくなっては困るのです。

せっかくオーストラリアの自然の中で暮らしているのだから、自然の香りをできるだけ楽しみたいというのもあります。
そういうと、じゃ日本は・・・ということになりそうですが、
日本を出てみて気づいたことは、「なんと四季の美しい国であったことか」ということ。
四季折々の景色、色、風情が、日本には実にはっきりとあるのです。
日本のカレンダーを眺めていると、

一月 お正月 松の香り
二月 雪の香り
三月 梅の香り
四月の桜の香り
五月の菖蒲の香り
六月のじめっとした梅雨のにおい、アジサイの花
七月・八月の海やプールのにおい。ひまわりの花
九月のお月見・・・団子のかおり(^.^)
十月のきんもくせいの香り
十一月の紅葉した山、落ち葉の香り
十二月の冷えて張詰めた空気の香り

・・・、あまり根拠無く書いていますが(^^;)、それでもこのくらいすぐ思いつきますし、それぞれの香りが思い出されます。

確かに、今の時代、必ずしも身近にそんな香りがすべてあるとは言いませんが、それでも、そこそこ近くにこれだけの香りの移り変わりを楽しめる国なのです、日本って。

シドニーにも、花の季節はそれぞれにありますが、日本ほど四季ははっきりしません。
でも、日本では開発のためにじゃんじゃん切り倒されている何百年もの年輪を持つ大きな木がいたるところにあります。
そして花があり、鳥があつまり・・・
そんな自然の営みの香りを押しのけてまで、
わざわざ生活に香りをつける必要があるのだろうか?
とふと思うときがあります。

エッセンシャルオイルは天然の香りです。
けれど、身の回りにある天然の香りを楽しむこともまた"アロマセラピー"
トイレなど必要なところ、あるいは、身体や心、美容のために目的を持って使う香りには、もちろん天然の香りであるエッセンシャルオイルを使いたいと思います。

身の回りにある天然の香りと、自分で意図を持って使う天然の香り。
上手に共存できるといいなと思っています。




2005年1月30日日曜日

花粉症・・・ですか?

花粉症が話題になり始めていますね。
今年は花粉が多いとか。
そう言われれば、どうも私も花粉症のような気が・・・してきませんか?
情報に引っ張られないでね~


さて、以前お話した"分散剤"。
エッセンシャルオイルを使ったスプレーを作るときにも大活躍です。

ユーカリ オーストラリア(ラディアタ) 10滴
ティートリー 10滴
ラベンサラ 5滴
分散剤 12.5ml(250滴)
をしっかりブレンドし、最後に
カモミール ジャーマン ウォーター を全部で50mlになるように。
小さなスプレーボトルに入れてバッグに忍ばせておくと、いつでもどこでもべんりです。
ウォーターは、蒸留水でもいいのですが、
せっかくなので精油だけでなくフローラルウォーターも使っては?と。
ティートリーウォーターやカモミール ローマンウォーター、ブラック スプリュースウォーターでもいいですね。

小さなお子様の予防であれば、フローラルウォーターだけのブレンドも便利。
なお、ペパーミント、ユーカリウォーターは4歳未満のお子様には禁忌です。

このスプレーは、ちょっとアレルギーっぽい時、風邪を引いた時のお部屋の浄化などにも使えます。


この他、花粉症には、ジェルにエッセンシャルオイルをブレンドしたものを鼻に塗るというのも便利です。
鼻に直接香りを入れてしまうのですね。
ジェルだとべたつかないし、濃度調節もできますし、ブレンドも可能。


もっと手軽に・・・と思う人は、
ティシュを4つに折ったその角にティートリーかユーカリ ラディアタを1滴。
エッセンシャルオイルを落とした部分が内側になるようティシュを細長く折って、
そのまま鼻の穴へ入れては大きく息を吸う(^^;)
大胆ですが、脳へも肺へも刺激は最大です。
(子供には刺激が強すぎますので、向きません。)

本当は、これに近いことができるスティック ボトルを見つけたのですが・・・
高くなりすぎて販売断念したのでした。


[関連情報]
ユーカリ オーストラリア(ラディアタ)
ティートリー
ラベンサラ
分散剤
フローラルウォーター
ミニスプレーボトル
ジェルベース




2005年1月29日土曜日

新しいおもちゃ!?

poqueなるものを見つけたので、貼り付けてみました。

最初は、間延びしたへんてこな画像で出るかと思いますが、"エントリーリスト"の右横をクリックすると、最近のタイトル一覧になります。
綺麗な写真をたくさんアップしているblogだと良かったのですが・・・
まだ、写真は少ないですからね~

その上、デジカメが壊れてしまって、今写真が撮れません(>_<)
新しいデジカメは、どう考えても日本製が良いですし、それなら日本から買いたいですし・・
(日本で買った方が良い機種が安く手に入るので)
ということで、ちょっと時間がかかるかもしれません。

それまで、文字でがんばりますね。





2005年1月25日火曜日

フローラルウォーターに関する書籍。

フローラルウォーター/ハイドロゾルに関する書籍は少ない。

少し前までは、この本がフローラルウォーターについて書かれた唯一の本だった。
昨年7月に日本語版が出たようで嬉しい限りだが、フローラルウォーターについて詳しく知りたいと思うと、今となっては少し物足りない。
むしろこの本の面白さは、エッセンシャルオイルの植物名の解説にあるといえるだろう。

エッセンシャルオイル&ハーブウォーター375
ジニー ローズ 飯嶋 慶子

BABジャパン出版局 2004-07
売り上げランキング 74,582

おすすめ平均 
1冊でEOとハイドロソルの事がわかります!

Amazonで詳しく見る  by G-Tools


2001年に、カナダのスーザン・カティがハイドロゾルについての活用を発表、英語版の"Hydrosols"が出版され、一躍注目を浴びた。
これまでに無い画期的な、フローラルウォーターについての研究と活用法だった。
これは、いまもこれまらもバイブルとなる1冊になると思われる。

丁度私も、禁忌の多いエッセンシャルオイルより、禁忌の少なく、"水"という性質から"エナジェティック ヒーリング"に向くのはむしろフローラルウォーターではないか?あるいは、内服が可能なのでは?と興味を持ち始めたときに、このカティ・スーザンが来豪、シドニーでセミナーを行った。
それは本当に小さなセミナーではあったけれど、これまでに無いめくるめく内容に感動の2日間だった。
当時の参加者は、アロマセラピーの講師が多かった。


ハイドロゾル―次世代のアロマセラピー
スーザン・カティ

フレグランスジャーナル社 2002-06
売り上げランキング 271,455


Amazonで詳しく見る  by G-Tools



そして昨年末、イギリスからレン・プライス&シャーリー・プライスがフローラルウォーターについての本を出した。(ただしまだ英語版のみ)
彼ら曰く「フローラルウォーター」も「ハイドロゾル」も正確ではなく「ハイドロラット」と呼ぶのが正しいというこだわりも興味深い。

フローラルウォーターの構成成分についてと、実践的な処方について幅を広げたい方向きと言える。

Understanding Hydrolats: The Specific Hydrosols For Aromatherapy : A Guide for Health Professionals
Len Price Shirley Price Katja, Ph.D. Svoboda


Amazonで詳しく見る
  by G-Tools


[お勧め書籍]





2005年1月15日土曜日

ビタミンC セーラム

シドニーは今夏。
特にここ2-3日は日中30度を超え、ちょっとこたえています・・・
(エアコンありませんので・・・)

シドニーの夏は、気温は上がっても湿度は日本ほど上がらないのが特徴です。
からっとしているので、陽が落ちれば涼しい風が吹くのは救い。
熱帯夜はほとんどありません。
ところが、オゾンホールに近い為か、日中の太陽光線はじりじり強く、肌の表面から身体の水分を奪われている感じで、お肌はむしろ夏の方が乾燥するくらいなのです。
でも暑いので、できればクリームはあまり使いたくない・・・
とは言え、ビタミンCは使っておきたい・・・

そこでちょっと思いついたのが"ビタミンC セーラム"です。
serum
[レシピ] 
レシチン乳化剤 30ml
セントジョンズワート ウォーター オーガニック 10ml
センテラ オイル 1ml
ビタミンCパルミテート 1ml


ジェルベースより油分保有量の多いレシチン乳化剤に、脂溶性のビタミンCパルミテートをブレンドしたもの。

最初はこの2つのブレンドだけだったのですが、ちょっと濃すぎて伸びが今ひとつ。
そこで、やはり美白を目指してセンテラオイルとセントジョンズワートウォーターをプラス。ちょっと伸びが良くなりました。

これを、このごろお気に入りのセーラムボトルに入れ出来上がり!
冷蔵庫保存必須ですが、化粧水、ジェルの後に、冷蔵庫から3プッシュ。
冷たさも気持ちよく、適度なオイリーさが肌をカバーしてくれます。

このセーラムボトルがまた良くできていて、中身が減ると底の透明な部分がどんどん上がってくるのですね。
ですので中身が空気に触れる機会が少ないのです。
よくできていますね~
写真のものは40mlサイズの容器なのですが、近々30mlタイプを発売予定です。
レシチンやジェルとフローラルウォーターなど、とろっとしたものを入れるのにはとても便利です。

日本は今冬ですので、ちょっとピンときにくいかもしれませんが、
クリームは苦手だけれど、乾燥肌で美白をしたい時には、なかなかお勧めのセーラムです。
ウォーターの分量を調節すると、さらっと感を変えられます。

ちょっと面白い美容液でした。

[関連]
レシチン乳化剤
セントジョンズワート ウォーター オーガニック
センテラ オイル
ビタミンCパルミテート
セーラム ボトル 近日発売予定